3rd全国氷帝ざっくり劇評
※執筆途中。
個人的なツアー感想の前に普通の劇評をざっくり書いておこうと思う。
今回は今までとは全く違うテニミュの楽しみ方をしてしまったので、いつもお世話になってる歴戦テニモンさん達ともあんまり劇評談義できず申し訳なかった。
M1比嘉中
初日のボートからステージに上がる時から手拍子湧いてて、比嘉人(ひがんちゅ)の愛されっぷりすごい。
曲も3rd比嘉全開にアレンジされてるし(ジャンルはHIP-HOPで合ってる?)(知念くんの合いの手?最高に心地好い)、振り付け(新垣くんの「勝った方と勝負したいぜ」以降)が回替わりで毎公演違うのもすっごい面白かった。ついつい今日は何やるんだろうってワクワクしながら見ちゃうよね。
フィーチャリング校(ゲスト校)はメインの盛り上げ役として登場してる訳だけど、M1は本当に客席煽りまくり盛り上げまくりで、最高のアレンジとパフォーマンスだった。
これDVDで比嘉公演→全国氷帝って順番に本編だけ見たら流れがスムーズでめっちゃ面白いんだろうなぁ。
『忘れ得ぬ戦い』
各試合の名シーンがチョイスされてる訳だけど、『どこを名シーンとするか』は解釈がかなり別れるし、意味が変わってくるよね。
私はここも全体も含めて、3rdシーズン全国氷帝公演の主人公は、跡部くんとリョーマくんの二人だったと考えてる。
一連の最後が『手塚vs跡部』だったことで、今回の勝負も『柱対決』に終着していく…『跡部景吾の柱としてのリベンジ』であり『越前リョーマが柱になろうとする物語』に感じられた。
それにしてもこの名シーン集は盛り上がったよね~。本当に最初からクライマックスぶっ込んできたんだもんね。でもそのせいで以降の出来が未熟なうちは物足りなさが際立ち過ぎてキツかった。なにも自分たちでこの後の展開のハードル上げんでも…という感じ。
一回だけイントロで泣いた。楽曲の「過去の想起」ってテーマが事前追悼ツアー中の自分のトラウマを抉ったっぽい。
青学校歌
今回の校歌、殺意高めで結構好き。クリエイティブスタッフ側からも10代目ちゃんへの期待というか呪いを感じる。いいぞ。
この曲から新青学が現青学になっていく変化を一番感じた。ただ歌って踊ってるだけだったのが、どんどんちゃんとキャラクターになってキラキラしつつ闘志を燃やせるようになってきて最高だった。初期はにちちゃんだけが殺意MAXで劇場全体を背負っていたけど、最期はちゃんと青学全員で闘えていたよ。
四字熟語は前の人の言葉を言っているのかと思っていたけど、『覆水盆に返らず』が『離婚した夫婦は元に戻れない』って意味でもあると知り、黄金ペア復活的にどう考えても「覆水盆にもう一度返しちゃいましょ」は菊丸の状況だよね…あ、いや待てよ。不二先輩がD1に登録されていたであろうことはほぼ間違いなく、大石の再登録出場は不二先輩が身を引いたから実現したことだし、覆水を盆に返してくれたのは不二先輩だから、前の人の言葉を言ってる解釈でも破綻はしてないのか。
順番は、手塚→大石→不二→菊丸→乾→河村→海堂→桃城。
リョーマだけが「俺は過去の言葉を凌駕する 過去の戒め飛び越えて」(「プレイの度に進化する オレの座右の銘は『サムライ魂』」)になってる。
てゆか自分の座右の銘(過去)をスパーンと言っちゃうより、チームメイトの言葉を言う方が青学っぽくない?
1st初演から青学はチームメイトが紹介ソングを歌うパターンだし。
決戦前夜(氷帝登場)~『氷の刃』
9/22夜公演の前アナがジローちゃんで、決戦前夜のコートに行く前の心情を行ってくれていて最高だった。
宍戸さんの「このコートで負けたんだよな」は、リアルに関東氷帝と同じ会場でやってるからTDCホールで聞いてる時が一番堪えた。ガチで体調悪くなってた。(TDCで関東氷帝の初日も大楽も観ていて、自分の中でも思い入れが強くなってたっぽい。昔はテニミュと言えば日本青年館だったのにね。)(メルパは殿堂入り)
『氷の刃』と『俺たちはブリザード』めっちゃ似てるから、歴代氷帝校歌まとめて聞き比べたくなる。
氷帝は最初の二つ名が『百花繚乱』なように個性バラバラだけど、校歌はいつもキャラクター紹介じゃなくて氷帝ブランドの紹介なんだね。痺れる解釈だよね~!
以前テニミュの歌詞をテキストマイニングしてる方いらっしゃったけど、単語じゃなくて傾向とか方針での各校分析どなたかやってないかな~。
この曲で信仰心高めて「青学絶対倒す!」って意気込んだ後に、菊丸先輩の「やりにくいなぁ~」聞くと「あっごめん💦」ってちょっと冷静になる。